自動制御連合講演会講演論文集
第46回自動制御連合講演会
セッションID: FP2-11-2
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オーガナイズドセッション
状態フィードバック制御を用いたリバースミル張力制御の精度向上
*浅野 一哉宮田 武志小廣 善丈高橋 弘之
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抄録
リバースミルにおいて,リール~圧延機間の圧延材の張力を目標値に制御することは安定操業上重要であるが,圧延条件によっては張力系の特性が振動的になり,通板性を阻害して圧延速度を律速することがある.そこで,張力実績値の微分値をリールモータトルクにフィードバックすることにより,張力制御性能を飛躍的に向上させる方法を開発した.本フィードバックは,リールと圧延機における圧延材の板速度差の状態フィードバックであり,張力発生系の振動的な特性を緩和する効果を有する.シミュレーションと実機実験結果により,有効性を示す.
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© 2003 自動制御連合講演会実行委員会
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