主催: 計測自動制御学会, システム制御情報学会, 日本機械学会, 化学工学会, 精密工学会, 日本航空宇宙学会
共催: 43学協会
プログラム可能な論理型制御器(Programmable Logic Controller, PLC)は産業界で幅広く用いられている制御器である。PLCを用いたシステムでは、ON/OFF型のセンサやアクチュエータを用いることが多い。センサに調整可能なパラメータ(例えば、リミットスイッチの設置位置など)がある場合、それらはセンサのON/OFFの条件を変え、最終的には制御システム全体の性能に影響を与えるため、センサパラメータの設計は重要な問題となる。この問題に対し、本論文ではまずPLCを用いた制御システムをハイブリッドオートマトンに変換する手法について述べ、センサパラメータの設計問題をハイブリッドオートマトンの切り替え条件の最適化問題として定式化する。次にハイブリッドオートマトンの切り替え条件の最適化問題の解法を示し、最後に提案手法を例題に適用してその有効性を示す。