2023 年 19 巻 p. 107-120
本研究の目的は,人工呼吸器装着中の急性・重症患者のComfortニーズを捉えるためのアセスメント指標を作成することである.先行研究を基にKolcabaのComfortの概念に基づいてアセスメント指標原案を作成し,これらの適切性をデルファイ法を用いた2回の質問紙票調査と専門家会議にて調査を行った.質問紙票調査の対象はクリティカルケア領域の認定看護師495名,専門家会議の参加者は人工呼吸器患者看護精通した急性・重症患者看護専門看護師であった.
結果,最終的に患者のホリスティックなComfortニーズを捉えるための36項目のアセスメント指標が作成された.社会文化的側面を含めたホリスティックな視点から情報収集しComfortニーズを捉え,それに対する看護実践を行うことが患者のComfortにとって重要であると示唆された.本アセスメント指標を患者の標準看護計画に取り入れ活用する.これにより患者のComfortニーズをより的確に捉えられる可能性があることが示唆された.