2023 年 19 巻 p. 257-268
【目的】急性・重症患者の回復を促す看護実践の構成要素を明らかにし,その関係性を検討する.
【方法】急性・重症患者看護専門看護師になるための教育を受けた者23名を対象にフォーカス・グループ・インタビューを行い,「回復を促す看護実践」を主軸とし,データを質的記述的に分析した.
【結果】急性・重症患者の回復を促す看護実践として,回復を促すための思考,回復を促す実践,回復状況の評価,回復に影響する要因の大カテゴリとその構成要素が明らかになった.
【考察】回復を促す看護実践は,患者の回復レベルを基盤として,患者を気づかい,省察しながら実践していたと考えられた.また,回復を促すための思考,回復を促す実践,回復状況の評価は連関し,回復へのポジティブな要因とネガィブな要因と看護体制が患者の健康レベルや回復の程度に影響している関係性が特徴であると考えられた.