時事英語学研究
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Persuadeの語法について
後藤 弘
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1987 年 1987 巻 26 号 p. 129-141

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抄録

数年前我が国の代表的英語教育雑誌誌上で、英語動詞persuadeの語法について興味深い質疑応答があった1) 。担当者の小西友七教授は内外の文法学者の見解をも踏まえて、「英語のpersuadeは説得行為の結果、意図された結果が達成されたというところまでを意味として含む」2) という立場に立って、回答を出された。筆者はそれまでの研究で、それとは異なる見解に達していたので、数度同誌に私見を投稿したが、多々制約があり十分意をつくすことができなかった3) 。本論はこのpersuadeの語法について筆者の見解を述べ、それを実証的に論証しようとするものである。

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