日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
Suprahyoid Release法を併用し気管管状切除術と同再建術を施行した気管腺様嚢胞癌の1例
村岡 勇貴大政 貢岡本 俊宏庄司 剛阪井 宏彰宮原 亮花岡 伸治板東 徹福瀬 達郎和田 洋巳
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2006 年 20 巻 7 号 p. 928-932

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抄録

suprahyoid release法を併用し気管管状切除術と同再建術を施行した気管腺様嚢胞癌の1例を経験したので報告する.症例は54歳男性.半年以上遷延する呼吸困難にて近医を受診.胸部X線写真, 胸部CT,呼吸機能検査にて中部気管腫瘍を指摘されたため,当院紹介受診.腫瘍針吸引生検にて気管腺様嚢胞癌の診断を得,suprahyoid release法を併用し,気管管状切除術(7ring 3.5cm)と同再建術を施行した.吻合部への張力を軽減するため,術後2週間前胸部と下顎を糸で固定し,術後4週間は調節式頸椎装具を着用した.術後気管支鏡検査では,気管吻合部に問題は認めなかった.suprahyoid release法は技術的に簡便で,気管切除術とその再建術に有用であった.

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