日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
胸腔鏡を利用し外科的切除を行った前縦隔進展型の胸骨原発軟骨肉腫の一例
武市 悠山田 俊介藤森 賢岩崎 正之井上 宏司
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2006 年 20 巻 7 号 p. 970-973

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抄録

症例は59歳,男性.剣状突起部下端における3cm大の皮下腫瘤を主訴に来院.胸部CTで前胸壁と前縦隔に連続した腫瘍性病変(10cm大)を認めた.術前の経皮的切開生検で軟骨肉腫(grade2)と診断した.胸腔鏡を用いて胸腔内を観察し切除可能と判断,鏡視野で腫瘍の位置関係を確認しながら胸壁を切離し,腫瘍はen-blockに切除した.胸壁の再建はメッシュを用いて行った.切除標本の病理組織所見より胸骨原発軟骨肉腫と診断,切除断端は陰性であった.術後経過は良好で,術後1年の経過で再発兆候は認めていない.

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© 2006 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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