J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

日本呼吸器外科学会雑誌
Vol. 21 (2007) No. 7 p. 882-885

記事言語:

http://doi.org/10.2995/jacsurg.21.882

原著

非小細胞肺癌術後補助化学療法として,paclitaxel単剤による治療が選択された症例についてretrospectiveにその有用性を検討した.対象と方法:2001~2006年の手術例のうち19例でpaclitaxel単剤による治療が選択された.1回投与量は80mg/m2とし,weeklyで12週連続投与を行うこととした.結果:標準量で完遂できた症例は4例のみであった.総投与量は完遂9例で843±115mg/m2,中止10例で390±213mg/m2.29±17(6~69)ヵ月のfollow-up期間中,癌死が5例で,5生率は65.5%であった.完遂例は中止例に比し癌死,再発が少ない傾向が見られた.まとめ:paclitaxel単剤による肺癌術後補助化学療法は予後改善効果を有する可能性があるが,コンプライアンスの高い投与法を確立する必要があると考えられる.

Copyright © 2007 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会

記事ツール

この記事を共有