市立甲府病院 呼吸器外科
2008 年 22 巻 2 号 p. 202-205
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症例は52歳男性.1年間の米国アリゾナ州滞在後に胸部X線検診にて異常を指摘された.胸部CT上,左肺S8に境界明瞭な25mm大の腫瘤影を認め腫瘍性病変も否定しきれず胸腔鏡下生検(肺部分切除)を施行,術後病理診断で肺コクシジオイデス症と確定した.肺コクシジオイデス症は最近その報告例が増加傾向にあるもののいまだまれな輸入真菌症の1種であり,胸腔鏡下生検(肺部分切除)にて確定診断した貴重な症例と考えられた.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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