金沢大学 心肺・総合外科
2009 年 23 巻 4 号 p. 602-605
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症例は60歳,男性.胸部異常陰影を指摘され当科受診.胸部CT, MRI上,左上縦隔に上下に索状構造物が連続する腫瘤影を認めた.迷走神経由来の神経鞘腫と診断し胸腔鏡下手術を施行した.腫瘍は反回神経分岐部中枢の迷走神経より発生していた.鋭的に剥離を進め腫瘍を摘出した.腫瘍は病理組織学的に神経鞘腫であった.術後,嗄声は認めず第9病日に退院となった.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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