23 巻 (2009) 6 号 p. 788-791
2000年以降当科で胸壁腫瘍の診断により手術を施行した症例のうち軟骨肉腫と診断された10症例について臨床的検討を行った.性別は男性6例,女性4例で,腫瘍発生部位は胸骨発生2例,肋骨発生8例であった.術式は肋骨切除4例,肋骨+椎体合併切除を追加したもの3例,肋骨+横隔膜合併切除1例,胸骨全摘1例,胸骨亜全摘1例であった.胸壁再建は9例で行い,皮膚筋弁による皮膚再建を要した症例は3例であった.肉眼的腫瘍切除範囲はwide resection7例,marginal resection3例で,病理学的に中高悪性群は5例,低悪性群5例であった.再発は3例で認め,無再発3年生存率は66.7%であった.