日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
胃癌孤立性肺転移の1切除例
島村 淳一田中 良太武井 秀史柳田 修杉山 政則呉屋 朝幸
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キーワード: 胃癌, 孤立性肺転移, 手術
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25 巻 (2011) 5 号 p. 502-504

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抄録

胃癌根治切除術後の孤立性肺転移に対して肺葉切除を施行した1例を経験した.69歳男性.胃癌に対し胃全摘出術および2群リンパ節郭清術後10ヵ月目のCT検査で右肺S6に結節影を指摘された.リンパ節および,他臓器転移を認めず,未確診肺腫瘍に対し手術を行った.針生検の迅速組織診で胃癌肺転移と診断し,下葉切除術を施行した.術後経過は良好であったが術後1ヵ月目に多発肝転移が出現し,化学療法導入後も肝転移の増悪を認めた.胃癌孤立性肺転移の手術適応は慎重に考慮する必要があり,症例の蓄積による外科治療成績の解明が望まれる.

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