日本呼吸器外科学会雑誌
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症例
肺癌大腸転移術後長期生存例の1例
我部 敦川畑 勉照屋 孝夫河崎 英範国吉 真行石川 清司
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2012 年 26 巻 5 号 p. 515-519

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抄録

症例は,57歳,男性.原発性肺癌術後,carcinoembryonic antigen(CEA)値再上昇精査に対して行ったPositron Emission Tomography/Computed Tomography(PET/CT)検査で,上行結腸への18F-fluorodeoxyglucose(FDG)の集積を指摘された.手術を行ったところ,上行結腸に粘膜下腫瘍を認め,術後病理組織検査にて肺癌大腸転移と診断された.肺癌大腸転移症例は稀であり,またその予後は不良であると報告されている.本症例は術後5年6ヵ月生存中であり,本邦文献報告で5年を超える長期生存例はなく,非常に貴重な症例と考える.

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