鹿児島大学呼吸器外科
2014 年 28 巻 2 号 p. 149-152
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症例は32歳女性.妊娠36週で右自然気胸を発症し,胸腔ドレナージを施行した.ドレナージ後,再膨張性肺水腫をきたし呼吸状態が悪化した.低酸素による胎児への影響が懸念されたため緊急帝王切開を行った.術後2日間は挿管下に呼吸管理を継続した.術後9日目に退院となった.妊娠中は循環血液量の増加と血管透過性の亢進により再膨張性肺水腫を発症遷延しやすい状況下にあるため注意が必要と考えられる.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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