胸腺原発類基底細胞癌と診断した一例

白鳥 琢也; 花岡 淳; 藤田 琢也; 橋本 雅之; 大塩 恭彦

doi:10.2995/jacsurg.31.233

症例

胸腺原発類基底細胞癌と診断した一例

白鳥琢也, 花岡淳, 藤田琢也, 橋本雅之, 大塩恭彦

著者情報

キーワード: 胸腺原発類基底細胞癌, 縦隔腫瘍

ジャーナルフリー

2017 年 31 巻 2 号 p. 233-237

DOI https://doi.org/10.2995/jacsurg.31.233

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抄録

症例は74歳，男性，胸部CTで左前縦隔腫瘍を指摘され紹介となった．画像所見より胸腺原発の囊胞性腫瘤が疑われ，胸腺左葉切除術及び腫瘍摘出術を行い胸腺原発類基底細胞癌の診断を得た．類基底細胞癌は胸腺癌の中でも細胞異型の軽度な低悪性度群に分類される．他の胸腺腫瘍との鑑別が困難な場合もあり，免疫組織化学での評価が重要と考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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