兵庫県立淡路医療センター呼吸器外科
神戸大学医学部付属病院呼吸器外科
2019 年 33 巻 4 号 p. 482-485
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80歳女性.胸部単純写真で右上肺野に異常陰影を指摘され,胸部CTでは右上葉に径21 mmの比較的境界明瞭な腫瘤陰影を認めた.CTガイド下生検で扁平上皮癌,c-T1aN0M0 stageIAと診断し,右上葉切除術を施行した.術後病理組織検査で,髄膜腫と診断されたが頭蓋内に明らかな病変を認めなかったため肺原発髄膜腫と判断した.術後30ヵ月無再発生存中である.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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