日本呼吸器外科学会雑誌
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Castleman病の3例
大角 明宏乾 健二山本 恭通福瀬 達郎横見瀬 裕保池 修水野 浩和田 洋巳人見 滋樹
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10 巻 (1996) 7 号 p. 784-788

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抄録

過去15年間で3例のCastleman病患者を経験した.性別は男性2, 女性1, 年齢は15歳から20歳, 平均17.7歳であった.発生部位は全例縦隔であった.自覚症状を訴えた例はなく, 全例検診時の胸部X線写真で発見された.全例に診断を兼ねた外科療法を行い, 最終組織診断はhyaline vascular typeのCastleman病であった.術後経過は順調で現在まで再発例はない.胸部CTやMRIの発達により縦隔病変の局在診断が進歩した現在でもCastleman病の術前診断は困難である.縦隔腫瘤の鑑別診断時には本疾患も念頭に置く必要がある.またhyaline vascular typeでは多発例や再発例もあり, 周辺リンパ節身含めた完全切除と慎重た経過観察が望まれる.

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