大宮赤十字病院呼吸器外科
1998 年 12 巻 2 号 p. 155-161
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症例は19歳の男性で, 受験時の胸部X線写真で右側にII度の気胸と肺尖に多発するブラを発見された.胸腔ドレナージで軽快し退院したが, 短期間に再発し手術を受けるも気胸を反復した.18ヵ月後に再手術を行い, 好酸球性肉芽腫と診断された.好酸球性肉芽腫による皮疹, 尿崩症も伴っていたが, 骨病変は認めなかった.初回気胸治療後の胸部単純X線像は正常と思われ, 早期診断のためには胸部CTと十分な問診および体表の観察が重要と考えられた.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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