日本呼吸器外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-4158
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胸壁原発平滑筋肉腫の1手術例
小林 利子井村 价雄
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キーワード: 胸壁腫瘍, 平滑筋肉腫
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12 巻 (1998) 2 号 p. 182-187

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抄録

症例は32歳, 女性.左背部痛を主訴に来院し, 胸部X線写真上, 左上肺野の胸壁に接して腫瘤陰影を認めた.経皮針生検で肉腫と診断され, 胸腔内に突出する左胸壁腫瘍を周囲胸壁を含めて広範囲に切除した.腫瘍は6×5.5×3cm大, 89gで, 組織学的には平滑筋肉腫であった.術後補助療法は行わず退院したが, 術後8ヵ月の脳CTで, 径8mmの転移巣を認め, ガンマーナイフによる定位放射線治療を行った.その後, 再発予防目的でADM+CPA+VCRにて化学療法を4クール施行した.術後3年6ヵ月の現在, 外来にて経過観察中である.

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