国立療養所愛媛病院外科
1995 年 9 巻 2 号 p. 212-217
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症例は58歳の男性で, 32年前に右胸郭成形術を受けている.1994年1月に咳嗽, 膿性痰, 発熱を主訴として, 当院に受診した.胸部X線像上, 右有瘻性慢性膿胸と診断された.一期的根治手術として有茎性大網充填術を行い, 死腔閉鎖のため, 可及的に肋骨後方の骨膜下切除を行った.死腔は遺残したが, 術後6ヵ月経過した現在でも, 瘻症状, 感染症状はなく, 経過良好である.
日本呼吸器外科学会雑誌 呼吸器外科
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