日本呼吸器外科学会雑誌
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著明なfoamy macrophage浸潤を示した肺のinflammatory pseudotumorの1例
住友 伸一美崎 幸平竹中 一正加藤 幹夫
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1995 年 9 巻 7 号 p. 842-848

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抄録

著明なfoamy macrophage浸潤を示した肺のinHammatory pseudotumorの手術症例を経験した.症例は33歳の男性.前胸部痛が出現し近医にて右上肺野の腫瘤状陰影を発見され当科に紹介入院した.術前検査で確定診断が得られず, 右上葉切除術を施行しinflammatory pseudotumorと診断された.腫瘍は4×4×3cm大, 黄色調で非常に軟らかく境界明瞭であった.組織学的には腫瘍の中心部分に著明なfoamy macrophageの浸潤を, 周辺部分にはPlasmace11の浸潤を認めた.Foarny macrophageの寿命は短いことから本症例はinHamrnatory pseudotumorの初期像を示す1例と考えられた.

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