日本呼吸器外科学会雑誌
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頚部・縦隔境界部に侵入した血管内異物除去手術の1例
久米 徹草野 卓雄川原 克信白日 高歩
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キーワード: 血管内異物
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1995 年 9 巻 7 号 p. 860-864

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抄録

症例は65歳, 男性, 仕事中砕石が頚部に侵入したため異物摘出目的で来院した.発声時に嘆声を認め, 頚部に血管雑音を聴取した.超音波検査, 血管造影検査で左内頚静脈内異物と左総頚動脈-左内頚静脈瘻を疑い, 全身麻酔下に異物摘出術と瘻孔閉鎖術を施行した.血管内異物は時として致命的な合併症を起こす可能性があり, 原則として非観血的摘出術が望ましいが, それが困難な場合は早期に観血的摘出術に踏み切る必要があると思われた.

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