支援対話研究
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パーソナルコーチングが機能するプロセス:コーチの体験に基づくモデル生成
青柳 健隆
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2020 年 6 巻 p. 17-29

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抄録

パーソナルコーチングは特にビジネス分野で広く行われている。先行研究によって、コーチングは受け手にとって多くの有益な効果があることが示唆されているが、効果的なパーソナルコーチングのプロセスは十分に理解されていない。そのため本研究では、実践者の体験に基づき効果的なパーソナルコーチングのプロセスを明らかにすることを目的とした。12名の資格保有プロコーチに対して、1対1の半構造化インタビューを実施した。すべてのインタビューは録音し、逐語化した。その後、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて概念図とストーリーラインを生成した。そこでは、受け手がそれぞれのゴールに向かっていくために、対話と経験学習のサイクルによって受け手の自己理解と自己一致を促していくというプロセスが示された。また、コーチの在り方およびコーチと受け手の望ましい関係はコーチングが機能するための基礎的な要因であった。さらに、コーチと受け手の特性および両者の相性は望ましい関係に影響していた。

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2020 一般社団法人日本支援対話学会
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