リメディアル教育研究
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ハイブリッド(ハイフレックス)型授業を通じた多文化間共修の実践
―立命館アジア太平洋大学初年次科目を事例として―
筆内 美砂カッティング 美紀秦 喜美恵筒井 久美子平井 達也
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ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 2022.03.11.01

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抄録

本稿は,立命館アジア太平洋大学(APU)で開講する初年次向け多文化間共修科目について,対面とオンラインを併用した同時双方向型ハイブリッド型授業(ハイフレックス型)の授業実践例を報告し,その教育実践の成果と課題を明らかにする。当該科目は,文化的・言語的背景が異なる学生が混ざってプロジェクトを実施するPBL (Project Based Learning)型授業であり,学部生のティーチングアシスタントを活用したユニークな授業である。全受講生対象の授業評価アンケートの分析結果から,2019年度の対面型と比べて,2020年度のハイブリッド型授業はすべての項目の評価が上がった。とりわけ「学生の学び」「アクティブラーニング」「教員の姿勢・関わり,授業設計」が該当する。これらの結果を踏まえて,ハイブリッド型による多文化間共修授業を活かすために重要な「教育的仕掛け」を考察する。

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© 2022 日本リメディアル教育学会
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