日本糖尿病教育・看護学会誌
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研究報告
糖尿病患者教育に対する看護師のビリーフの特徴
道面 千恵子
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2019 年 23 巻 1 号 p. 25-33

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抄録

糖尿病患者に対する患者教育において,看護師のビリーフの特徴を明らかにすることを目的とした.

糖尿病患者に関わる看護師763名に自作の自記式調査用紙を郵送し,有効回答の得られた408名の回答を分析の対象とした調査用紙の構成は,予備研究による研究者自身で作成したビリーフ質問項目と看護師の属性であった.分析方法は,因子分析とノンパラメトリック検定を行った.その結果,患者教育に対するビリーフは5因子あり,【患者の生活改善を支える】【患者を固定観念で捉えない】【患者の興味や意欲に関わるアプローチをする】【患者と関係がとれるように話をする】【患者の潜在能力を引き出す】と命名された.患者教育のビリーフは,年代間,経験年数,教育・指導への関わり度の間に,有意な差を認めた.

患者教育に対するビリーフの特徴は,看護師の年齢や経験年数が長くなることでビリーフの得点は高く影響があったこと,関わり度の差も影響があったことから,経験は,看護の実践能力の一つとして必須であることが示唆された.

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© 2019 一般社団法人 日本糖尿病教育・看護学会
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