日本糖尿病教育・看護学会誌
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糖尿病療養支援における外来看護師の地域での他施設・多職種との連携の実態調査
原 千晴佐藤 三穂
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2019 年 23 巻 2 号 p. 163-168

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抄録

本研究では,糖尿病患者の療養支援における外来看護師の他施設・多職種との連携の実態を明らかにすることを目的とした.糖尿病専門医または糖尿病療養指導士が在籍する病院または診療所の看護師を対象に質問紙調査を行い52名から回答を得た.他施設との連携頻度は「よくある」が12.0%,「時々ある」が78.0%であり,連携している職種では訪問看護師,ケアマネージャー,ソーシャルワーカーが多かった.連携する上での困難としては,「連携をするための時間が取れない」が,連携が必要と感じる状況については,「ひとりではセルフケアが難しいと判断されるとき」が最も多かった.連携頻度が高い看護師は,療養支援において「心理的適応に向けて関わる」,「社会資源を紹介・導入する」を多く実施していた.今後,高齢化が進み,かつ医療機関における機能分化と医療機関相互の連携の重要性が高まる中,療養支援において効果的な連携方法を確立していくかが課題である.

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© 2019 一般社団法人 日本糖尿病教育・看護学会
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