12 巻 (2012) 5 号 p. 5_225-5_242
2011年東北地方太平洋沖地震で大破した鉄骨鉄筋コンクリート構造9階建て建物のモード特性を微動データからFDD法により同定した。同定した固有モードから、立体振動モード性状、並進振動モードに占める捩れ成分、固有モードの層間変形率について検討を行った。また、建物の減衰モデルの違いが同定した固有モードに及ぼす影響についても検討した。最後に、既往の研究も参照して微動固有振動数の経時変化、固有モード特性と建物の損傷との関係、微動データから同定される複素固有モードの性質について考察した。