日本地震工学会論文集
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論文
鋼鉄道橋における斜角桁支承部の作用力に関する基礎的検討
和田 一範池田 学斉藤 雅充山下 健二
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2015 年 15 巻 7 号 p. 7_275-7_283

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抄録

鋼鉄道橋の地震時被害は、支承部が圧倒的に多く、その中でも特に斜角桁の支承部の損傷割合が高い。このことから、斜角桁の支承部への作用力は直橋に比べて相対的に大きいと考えられる。しかしながら、斜角桁の支承部の作用力に着目した検討はこれまであまり行われておらず、斜角桁の支承部の作用力が大きくなる理由や条件については不明確な点が多い。そこで本研究では、斜角や支間の異なる鋼鉄道橋を対象に平面骨組モデルを作成し、静的解析および動的解析を実施し、斜角桁の支承部の作用力を比較することで、直橋に比べて作用力が大きくなる理由や条件などについて基礎的な検討を行った。その結果、主桁のたわみ差を抑えるための付加的な作用力により、斜角桁の鈍角側の支承の作用力が鋭角側に比較して大きくなること、またその傾向は、鋼桁の面外剛性が小さいほど顕著となることが明らかとなった。

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© 2015 一般社団法人 日本地震工学会
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