日本情報科教育学会誌
Online ISSN : 2434-6845
Print ISSN : 2189-0668
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「モデル化とシミュレーション」にマルチエージェント・シミュレーションを取り入れた特徴の検証
‐モデル化の事象の捉え方の違いに着目した授業実践を通して‐
古本 知大梅田 恭子
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2018 年 11 巻 1 号 p. 25-33

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抄録

新学習指導要領では,情報科特有の視点としてモデル化の手法を用いたり,情報技術の活用としてシミュレーションを実行したりできることが求められており,モデル化とシミュレーションがより一層重要になっている.本研究は「モデル化とシミュレーション」で,現行の教科書に準拠した授業の流れに,モデル化の事象の捉え方が大きく異なるマルチエージェント・シミュレーションを取り入れた授業実践を通して,その特徴を検証することを目的とする.その結果,モデル化のしやすさやシミュレーションの特徴の理解がみられた.また問題解決を行う際に,現実に近い視点から行うことができることがわかった.

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© 2018 日本情報科教育学会
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