教育メディア研究
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メディア・リテラシー育成における映像制作の可能性 : 西オーストラリア州・教科「メディア制作と分析」のカリキュラム分析
中村 純子
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ジャーナル オープンアクセス

2007 年 14 巻 1 号 p. 107-118

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抄録

日本では映像制作学習は普及の過渡期にある。そこで,本稿は西オーストラリア(WA)州の教科「メディア制作と分析」のカリキュラムを分析し,メディア・リテラシーの学習で映像制作実習の方法を考察し,次の知見を得た。第一に,「メディア制作と分析」では学習の到達点を「メディアに関するアイデア」「メディア制作」「メディア分析」「社会の中のメディア」の4点を設定している。第二に,メディア・リテラシーの基礎事項として,「コードとコンベンション」「テクストの文脈」「オーディエンス」の理解が掲げられている。第3に,教師は映像作品と制作過程や作品分析についてのレポートを評価資料としている。以上3点を設定し,日本の映像制作カリキュラムを開発することが今後の課題である。

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© 2007 日本教育メディア学会
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