教育メディア研究
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JICA-Netを活用した国際技術協力(<特集論文>国際理解・協力におけるメディアの活用)
菊江 賢治
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ジャーナル オープンアクセス

2009 年 16 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

発展途上国を中心に国内外約90拠点をつなぐJICA-Netは2002年から本格運用が始まり,遠隔技術協力に利用されてきた。テレビ会議設備として各国間で業務打合に利用されるだけでなく,遠隔学習の方法論を援用した遠隔セミナーの配信が始まっている。こうした遠隔セミナーを企画・実施するとともに,制作したコンテンツを各国と共同利用できるようにする国際協力のための教材ライブラリを設計した。その設計では,「保存情報資源の自己説明性」と「保存情報資源の国際流通性」を実現するためにOAIS参照モデルに準拠するフリーウェアDSpaceを活用し,OAI-PMH活動に参加できるようにダブリンコアをプロトコルに採用した。さらに,教材の配信・蓄積だけでなく,途上国を直接支援するパイロットテストを実施し,結果をもとに国際協力における遠隔技術協力を24種類のパターンに分類したガイドラインを設定した。

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© 2009 日本教育メディア学会
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