教育メディア研究
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HTMLファイルを用いた語学学習のためのラウンドトリップ法
スプリチャル モーリス井上 清一
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2000 年 6 巻 2 号 p. 41-49

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抄録
言語としての英語の総体的理解力を向上させるための方法をWWW用HTMLファイルで行う1年に渡るプロジェクトを通して開発されたのがこのメソッドである。まず原文のリスニングのあと英語の歌詞を入力するとキーワードがHTMLファイル上にリンクされる作業が行われる。学習者は英語を日本語に翻訳しそれを再び英語に翻訳すると同時にそれを入力する過程を通して学習することになる。それが"ラウンドトリップメソッド"という用語が生まれた所以である。これは学習者の視覚、聴覚、オーラル機能等、体の感覚能力をコンピューターと連合させることに加え、教師から生徒への個別指導を可能にするだけでなく、生徒間のコミュニケーションも可能にした。生徒はこのメソッドが求める結果を達成することによって高い満足感を得ることができる。この独自のメソッドを用いた経験に基づき、本論文ではCALLプロジェクトを用いることを提言するとともにそれによって文章読解力を大きく高めることができることにも言及する。この論文はラウンドトリップ法の発達と展開その有効な活用法について論じたものである。
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© 2000 日本教育メディア学会
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