2001 年 8 巻 1 号 p. 47-56
「Super Bird-B」を使用する"el-Net System" (education and learning Network System)が1999年11月より運用を開始した。しかし,授業には全く使用されていない。そこで,石川県のVSAT局(Very Small Aperture Terminal)を使用し,授業での有効利用の可能性を追求した。その結果,児童自身が学習過程を動画作品として配信することで、メディアリテラシーの育成につながることが明らかになった。また、番組の制作過程で大量に撮影した動画をクリップ集として再構成し、VSAT局より送信した。その際、「受け手」が動画データベースとして活用できるように地球局の受信システムを一部改良した。その結果、簡便な操作でインタラクティブな学習環境を構築することができた。