2025 年 13 巻 1 号 p. 13_18-13_24
本研究では,沖縄県の商業高校を対象として,会計教育実践におけるSDGsに関連する学習方法や学習内容および課題について調査し,会計教育にどのような対応が求められるのかについて考察した。教員のインタビューや受講生のアンケート調査のテキストマイニング分析を踏まえると,SDGs教育を会計科目に導入する可能性として,非財務情報の開示に関する授業設定や原価計算におけるコスト削減の考え方が挙げられた。現在,商業高校では会計科目にSDGsの要素を組み込んだ取り組みは確認されていない。しかし,今後の会計実務では非財務情報を適切に分析し,経営判断に活かす力が求められる。したがって,商業課程においても,SDGsやESGの視点を組み込んだ学習を導入し,企業会計の変化に対応できる人材育成が重要である。