選挙研究
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政党支持の規定因としての対人接触
JEDS2000データの分析
白崎 護
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2005 年 20 巻 p. 159-177,227

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抄録

本研究は,有権者の政治的な態度や行動におよぼす対人接触の影響に関心を抱くソーシャル•ネットワーク研究に属し,2000年度における総選挙の時期に採取されたサーベイデータ(JEDS2000)の二次分析を内容とする。配偶者と知人に対する調査回答者の日常的な認識が,調査回答者の党派性(自民党支持•民主党支持•無党派)と配偶者•知人の党派性の一致度におよぼす影響を調査する。投票行動ではなく日常の政党支持を扱う点,無党派を分析対象に含む点,接触相手への調査回答者の認識を計測する変数を豊富に扱う点が本研究の特徴である。調査回答者と配偶者•知人の間での党派性の一致度が政党ごとに大きく異なる点,配偶者•知人への認識が無党派の調査回答者にほとんど影響していない点,配偶者•知人への認識の仕方には党派性と無関係の共通性が認められる点,配偶者•知人への認識のうちでも,殊に相手との親密性が調査回答者の党派性に影響する点が主な知見である。

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