1988 年 30 巻 2 号 p. 127-134
1984年に, OEDC/NEAの放射性廃棄物管理委員会は放射線防護・公共保健委員会と共同で,放射性廃棄物の浅地層処分に関する受入れ基準を開発するため専門家グループを構成した。この専門家グループの活動の結果として, OECD/NEAは「放射性廃棄物浅地層処分-長寿命放射性核種に関するReference Levels」を出版することとなった。本稿は,この報告書における検討目的および成果,特に長寿命放射性核種に関して誘導した一般的な濃度Reference Levelsについて紹介する。