順天堂大学医学部
1988 年 30 巻 2 号 p. 135-139
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原子力災害時における一般公衆を対象とした防護対策の一環として,チェルノブイリ原発事故で一躍脚光を浴びたヨウ素剤の使用がある。これは原子炉事故時に周辺環境に放出される放射性ヨウ素による周辺住民の甲状腺内部被曝を防護する目的で,安定ヨウ素(KI, KIO3等)を周辺住民に対して事前あるいは事故直後に配布し服用させるものである。本稿では,一般公衆を対象としたヨウ素剤使用計画の現況を紹介し問題点を検討する。
日本原子力学会和文論文誌
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