除染に際しCoはpH依存性が大きく,酸性側でよく除染されるが, PO4はpH依存性がほとんどなく,単に水洗でよく除染された。陰イオン性ミセルを形成するアニオン界面活性剤(SDSおよびDBS)は陽イオン汚染のCoの場合CMCの効果があった。非イオン界面活性剤(Tween 80およびNPE)は非イオン性のため, CoおよびPO4に対して全く効果がなかった。カチオン界面活性剤(DBDAおよびAP)には,アニオン界面活性剤のようなCMCの効果が陰イオン汚染のPO4にみられず,逆に陽イオン汚染のCoが広い濃度範囲でよく除染される結果が得られた。両性界面活性剤も陽イオン汚染のCoに対しては大きい効果を示した。
界面活性剤自体の除染能は,弱酸性から弱アルカリ性にわたる範囲でいろいろに変化するから,その使用条件にはpHが重要な因子となる。
汚染はCoおよびPO4ともに無担体は担体共存の場合より除染されにくい。