日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
解説
最近の核セキュリティの国際動向と日本の基本姿勢
2.核セキュリティ強化に係る我が国の国際公約の状況,及び福島原発の教訓も踏まえた核テロ対策等への対応
直井 洋介鈴木 美寿中込 良廣
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

2012 年 54 巻 3 号 p. 191-196

詳細
抄録

 国際原子力機関(IAEA)は,核セキュリティ・シリーズの基本文書を近々発刊予定である。また,2012年3月には,韓国ソウルにおいて第2回目の核セキュリティ・サミットが予定されている。我が国は,東京電力㈱福島第一原子力発電所事故によって,原子力発電所の更なる安全を確保することは言うまでもないが,核セキュリティに係る国際的な動きに適確に対応することが求められている。本解説では,前号の,核セキュリティ・シリーズの3つの勧告文書の解説に引き続き,我が国の国際公約の状況や福島事故後の核セキュリティ対応等について報告する。

著者関連情報
© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top