日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
Print ISSN : 2186-9545
特集1
当科での内視鏡補助下甲状腺手術(VANS法)の治療成績と今後の課題
野村 研一郎高原 幹片山 昭公長門 利純岸部 幹上田 征吾片田 彰博林 達哉原渕 保明
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2016 年 33 巻 4 号 p. 215-218

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抄録

内視鏡補助下甲状腺手術(Video-assisted neck surgery, VANS法)は,創部が鎖骨下外側の着衣で隠れる位置となるため美容面に優れた術式である。平成28年度より良性病変,バセドウ病に対しての内視鏡下甲状腺手術が保険収載されることとなり今後の普及が期待されている。当科では2009年5月より導入し,独自に開発したリトラクタを使用するなど手術手技の工夫を行ってきた。VANS法の適応,手術結果は外切開手術と同様であることが重要と考えており,良性結節性甲状腺腫では濾胞病変のみならず,大きな腺腫様甲状腺腫にも可能な限り対応するようにしている。また,バセドウ病では内視鏡下甲状腺全摘術を,悪性ではcT1N0を対象とし予防的D1郭清を行っている。当科での治療成績を踏まえて,VANS法での各疾患の適応と課題について検討した。

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