ウサギ骨格筋原繊維筋原繊維の凍結変性とそれに対する界面活性剤の保護効果について研究した。筋原繊維は凍結-融解によりCa2+-ATPase活性が低下した。この活性低下は, : 筋原繊維懸濁液が0.2mg/ml以下の濃度で著しくなることがわかった。また, 凍結-融解を繰り返すほど, 凍結時間が長くなるほど失活が大きくなった。この凍結変性に対して非イオン性界面活性剤Tween20が防止効果を示すことがわかった。筋原繊維 (0.05mg/ml) の失活をTween 20 0.3%の添加で完全に抑制した。この濃度は, 変性防止作用を持つ糖・ポリオール類に比べて低い濃度であった。さらに, Tween 20とグリセリンを同時に添加することによって凍結変性の防止に相乗効果を示すことがわかった。