応用糖質科学
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グアーガム分解物がヒトの便通に及ぼす影響
大和谷 和彦桑野 和民鈴木 淳子三田村 敏男関谷 啓治
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1995 年 42 巻 3 号 p. 251-257

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抄録

 グアーガム分解物の排便回数便通感に及ぼす影響について,健常人65人に1本5gのグアーガム分解物を含む飲料を用いて行った.試験はヘルシンキ条約の精神に基づいて行った.試験は6週間を3期に分け,第1,第3期(ともに2週間)は摂取前後の便通状態を,第2期の2週間にグアーガム分解物を摂取させた.摂取群を二つに分け,1日5gまたは15gを摂取させた.アンケート調査により,排便回数,残便感,腹部症状,排便量,排便時間,便の硬さを調べた摂取期間中両群で排便回数は有意に増加した.残便感の改善もみられた.排便量は5g摂取群で増加の傾向に,15g摂取群で有意に増加した.排便時間は両群で有意に低下した.便の状態は,元々硬い群では軟らかく,元々軟らかい群では硬くなる傾向を示した. グアーガム分解物の5g/日の摂取により数日後位から徐々に便通状態が良好となり,2週間後の状態では便通状態が改善されていた.

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© 日本応用糖質科学会
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