応用糖質科学
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サイクロデキストラン合成酵素のODS C18カートリッジによる活性測定と反応速度定数
春日 美江小熊 哲哉小林 幹彦
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1998 年 45 巻 4 号 p. 367-372

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抄録
 サイクロデキストラン合成酵素(CITase)はデキストランを基質としてサイクロデキストラン(CIs)を合成する.CITaseが触媒する環化反応の簡便な測定法としてODSC18カートリッジ(Sep-Pak)を用いる方法について検討した.この方法でCITaseの環化反応の速度定数を測定した.デキストランT-40,T-110,T-500に対する.Krn値はそれぞれ,7.5,1.3,0.5mMグルコース当量となり,Vmax値は122.3,72.2,48.5μmo1グルコース/minとなった.また,デキストランとClsを基質としてCITaseによる加水分解反応をネオクプロイン法による還元糖の定量法を用いて測定したところ,デキストランの水解反応のKm値は環化反応での値とほぼ同程度であることが明らかとなった.
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© 日本応用糖質科学会
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