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地下水学会誌
Vol. 52 (2010) No. 2 P 195-204

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http://doi.org/10.5917/jagh.52.195

技術報告

揚水を実施せずに原位置における地下水の物理化学パラメータを測定した場合、測定に使用した電極液絡部から内部液(3.3M KCl)の滲出により地下水の電気伝導度の値に影響を与えるのかどうかを明らかにするための研究を行った。その結果、シルトや粘土層などの低透水性(10-7m/s以下)の地質媒体を測定の対象にした場合、電極液絡部からの内部液の滲出により連続的に電気伝導度の上昇する可能性があることが明らかになった。これは、低透水性の地質環境下や停滞性の地下水環境下では揚水を実施せずに地下水の原位置物理化学パラメータを測定して電気伝導度の値が連続的に上昇した場合、その値の変化が地下水環境の変化なのかあるいは電極液絡部からの内部液の滲出によりもたらされたものなのかどうかの確認を要することを示唆している。

Copyright © 2010 公益社団法人 日本地下水学会

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