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地下水学会誌
Vol. 38 (1996) No. 4 p. 279-294

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http://doi.org/10.5917/jagh1987.38.279


平成6年の異常少雨による渇水は.濃尾平野の広域地盤沈下現象にも大きな影響を及ぼした.濃尾平野は.木曽・長良・揖斐の三川による地表水とともに.地下水も豊富であるが.平成6年の夏には広域で給水制限が行われた.これに伴って.それまで主として表流水を使用していた事業者が.地下水を一時的に多く利用したことを地下水位の実測値が示している.この時期には.地下水位が急激に低下し.以前に濃尾平野について報告した地盤沈下の発生が予想される地下水位に迫るか.一時的にそれを下回る程であった.9月に入り.降水量が増えると.急激に地下水位は回復したものの.地下水位の低下時に発生した地盤の収縮が残留した.
本報告では.従来の濃尾平野の地下水管理に関する研究成果と平成6年の地下水位.地盤収縮量.揚水量などの実測値を基にして.平成6年の異常渇水に伴う濃尾平野の地盤沈下地域の拡大の原因について考察し.将来の渇水時の地下水管理の在り方について提言する.

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