地下水学会誌
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大阪府北摂地域浅層地下水の天然由来ヒ素による汚染メカニズム
益田 晴恵伊吹 祐一殿界 和夫
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1999 年 41 巻 3 号 p. 133-146

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抄録

大阪府箕面市と池田市の渓流に湧出するヒ素汚染地下水の形成過程を考察した.ヒ素含有水は丹波層群の堆積岩中や堆積岩と被覆土壌の境界を通過した浅層地下水である.ヒ素はpHが7.3よりも高い地下水に含まれており.pHが高くなると含有量は増加する.水質はCa2+-HCO3-型で.ヒ素濃度の高いものはSO42-濃度の高いものが多い.これらの水質は.地下水の流路にある硫化鉱物の酸化分解にともない不純物として含まれていたヒ素がヒ酸イオンとして溶出したことで説明される.アルカリ性で酸化的な水質環境であるために.ヒ酸イオンは水酸化鉄や粘土鉱物などに吸着され取り除かれることなく.地下水中に溶存する.

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