J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

地下水学会誌
Vol. 48 (2006) No. 2 p. 101-111

記事言語:

http://doi.org/10.5917/jagh1987.48.101


埼玉県西部の一湧水を対象として,2年間にわたって湧水量と硝酸態窒素を中心とした水質を継続観測した.降雨時に地下水位の上昇,ならびに湧水量の増加は顕著であり,湧水中の硝酸態窒素濃度も増加する.地下水中に硝酸態窒素などの可溶物質が取り込まれる地域環境条件としては,雨水が浸透しやすい畑地を主とした土地利用状況と浅い地下水位があげられる.湧水中の硝酸態窒素濃度は畑地への肥料投入時期,投入量ならびに降雨量と密接に関係する.投入肥料の経日的消失を考慮した地下水タンクモデルを用いて,湧水量と湧水水質に関するシミュレーションを行った結果から,雨水浸透に伴う硝酸態窒素の地下水への押し出しが推定された.

Copyright © 公益社団法人 日本地下水学会

記事ツール

この記事を共有