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地下水学会誌
Vol. 49 (2007) No. 2 p. 97-114

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http://doi.org/10.5917/jagh1987.49.97


硝酸性窒素汚染地下水の浄化対策として有効であると考えられる生物化学的浄化法を用い,自然浄化(脱窒)が期待できない酸化的条件下である筑波台地のローム層を研究対象地域とし,硝酸性窒素汚染地下水の原位置浄化を試みた.その結果,浄化壁の上流に位置する観測井で37.5mg/Lあった硝酸イオンが浄化壁内部で0.1mg/Lまでに低下した.また,一般的に脱窒反応の条件として,有機物の存在と還元的な環境があげられるが,豊富な有機物が条件として満たされると,有機物の分解に伴う微生物の代謝により還元的な環境が形成されるので,脱窒反応の最も重要な制限要因は電子供与体としての有機物の存在であることが示唆された.

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