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地下水学会誌
Vol. 50 (2008) No. 1 p. 3-16

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http://doi.org/10.5917/jagh1987.50.3


真姿の池湧水について1975年から2002年まで28年間,継続された観測結果を解析し,水質の変動とその要因について考察した.不規則な変動もみられたが,とくに詳細な解析を行った1990年以降,水温は上昇し,硝酸イオン,塩化物イオンおよび揮発性有機塩素化合物の濃度は減少傾向を示した.硝酸イオン濃度(~500μmol/L)は高く,生活雑排水の地下浸透の影響を受けていることが推定された.しかし酒養域で下水道が整備されても,この濃度は急激に減少せず,湧水水質の応答は極めてゆっくりで,時間的な遅れを伴うことがわかった.このように湧水の長期的な観測が極めて重要であることが示唆された.

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