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日本イオン交換学会誌
Vol. 21 (2010) No. 4 P 375-381

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http://doi.org/10.5182/jaie.21.375

一般論文

半導体などの電子産業からの廃水に含まれる水酸化テトラメチルアンモニウム(以下TMAH と表記)を工場の排出口以前で処理し(エンド・オブ・パイプ技術),効率的に回収することを目的として,竹由来の活性炭吸着剤を調製した。竹活性炭によるTMAH の吸着性能は,市販のヤシ殻および石炭由来の活性炭と比較して,同等あるいはそれ以上であった。バッチ吸着実験より,TMAH の吸着はpH の増加に伴い大きくなるイオン交換反応で進行することを明らかにした。カラム分離操作では,TMAH の高い吸着量と溶離率による選択的分離濃縮も達成することができた。加えて,カラム操作においては,TMAH の吸着–溶離の繰り返し使用を定量的に行うことが可能であり,竹活性炭がエンド・オブ・パイプ技術で使用可能な吸着分離剤として有効であることが示された。

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